MAX98415A: デジタル入力、超低静止電流(IQ)およびIVフィードバックを備えた22VステレオClass-Dアンプ
MAX98415Aは、高効率のステレオClass-Dスピーカーアンプで、業界トップクラスの静止電流消費とエンベロープ・トラッキング制御、Brownout Prevention Engine (BPE)、Dynamic Headroom Tracking (DHT)、およびRMSリミッタを備えています。高精度の出力電流モニタリング(ISENSE)とスピーカー・フィードバック電圧(VFEEDBACK)も搭載しており、ホストデバイスで実行可能なスピーカー保護アルゴリズムを実現します。
MAX98415Aは最大192kHzのサンプリングレートと、より高い通過帯域(fS > 50kHzの場合)をサポートし、ハイレゾオーディオおよび超音波のユースケースを可能にします。超音波信号などの入力向けに、オーディオ処理によって減衰しないよう、個別のバイパスパスを利用できます。SSMおよびスルーレート制御によりEMIを最小化し、従来のClass-Dデバイスで必要とされる出力フィルタリングが不要になります。
オンチップのエンベロープ・トラッキング・アルゴリズムは入力オーディオ信号を監視し、外部DC-DCコンバータを制御するためのPWM信号を生成して、アンプ電源をピーク出力信号に近い状態に維持します。これにより、システム効率、アイドル時の静止電流による消費電力、および熱効率が改善されます。
バッテリ駆動アプリケーションでは、BPEがデバイスの消費電力を低減することで、システムのブラウンアウトを回避するのに役立ちます。これは、デバイスの電源がプログラム可能なしきい値のセットを下回った場合に、アンプ出力を減衰または制限することで実現されます。さらにDHTは、急峻なトランジェントやバッテリ寿命の低下によりアンプ電源が変動する場合に、アンプで使用可能なヘッドルーム余裕を自動的に最適化し、一定の歪みレベルを維持します。
本デバイスは、オーディオデータ用のPCMインターフェースと、制御データ通信用の標準I2Cインターフェースを提供します。
サーマル・フォールドバックは有効化すると、温度がユーザー定義のしきい値を超えた際に出力電力を自動的に低減します。これにより、高い周囲温度でも途切れのない音楽再生が可能です。堅牢な過電流保護に加えて、従来型の熱保護も利用できます。
主な特長と利点
- 広い入力電圧範囲(3V~22V)
- 極めて低い静止電流電力
- VPVDD = 20V時155mW、MAX98415A
- 極めて低い28.5μVRMSの出力ノイズ
- 低歪み
- 8Ωで2W、f = 1kHz時 -81.1dB THD+N
- 1% THD+N時のMAX98415A出力電力:
- 8Ωで27Wステレオ、VPVDD = 22V
- 4Ωで19W、VPVDD = 14V
- MAX98415Aスピーカーアンプ効率:
- 8Ωでチャネルあたり1W、VPVDD = 22V時 87.0%
- 4Ωでチャネルあたり1W、VPVDD = 14V時 87.0%
- Class-D EMI低減によりフィルタレス動作が可能
- SSMおよびスイッチング・スルーレート制御
- スピーカー電流および電圧フィードバックを内蔵、外付け部品不要(MAX98415Aのみ)
- 柔軟なBrownout Prevention Engine
- I2S/16チャネルTDMおよびI2Cデジタルインターフェース
- 再生およびIVパスは最大192kHzのサンプリングレートをサポート
- MCLK不要
- Dynamic Headroom Tracking (DHT)
- システム効率を最大化するエンベロープ・トラッキング出力
- 広範なクリック/ポップ抑制
- 40バンプWLP(0.4mmピッチ)
用途
- サウンドバー
- モバイルスピーカーおよびスマートスピーカー
- タブレット、ノートPC、デスクトップPC
- スマートIoTデバイス
評価ボード
MAX98415AはMAX98415AEVSYSで評価できます。
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