RFフロントエンド
RFフロントエンドとは、アンテナと受信機の少なくとも1つのミキシングステージ、場合によっては送信機のパワーアンプとの間のすべての回路を組み込んだ装置やモジュールのことです。これらは多様なRF製品や用途で使用されています。例としては無線システムやFMラジオシステムがあります。また、周波数生成回路も含まれることがあります。
FMラジオのRFフロントエンドデバイスは、FMラジオやテレビ受信機で使われるフロントエンドのみです。通常、相互変調特性を向上させるためにダブルバランスミキサー、過負荷防止のための信号制限またはクランプ回路、局所発振バッファ、インピーダンス整合を備えています。これは、追加のフィルタリング、電源のデカップリング、マッチング回路がオンチップで実装できない単一のデバイスを指します。また、モジュール形式で提供される回路全体を指すこともあります。
GPSフロントエンドは受信機のRFフロントエンドです。これらは1575.42GHzを中心とした内蔵バンドパスフィルターへのRF入力、低ノイズ増幅器(LNA)、さらに低中周波(IF)に変換するためのダブルバランス画像除去ミキサーを組み込むことがあります。IFはより低い周波数、例えば16.384MHzや4.092MHzなどに設定できます。通常、選択性を高めるためにバンドパスフィルタ用のSAWフィルターなどの外部回路が必要です。LNAは通常可変利得アンプであり、ミキサーの後にはダウンコンバートされたIF信号を増幅するための2つ目の可変利得アンプが通常あります。一部のGPS RFフロントエンドには、低精度のアナログ-デジタル変換器が含まれており、後のデジタル処理用のシリアルビットストリームや、復元されたGPSクロック参照を備えています。内蔵の周波数シンセサイザーやローカルオシレーターを備え、ミキサー用のLO信号を生成することができます。構成は通常、処理システムへのシリアルインターフェースによって行われます。
ワイヤレスLANおよびWi-Fi RFフロントエンドは、スマートメーター、インテリジェント照明、ルーター、携帯電話などの用途で使用されています。送信機用のパワーアンプ(PA)、受信機用のLNA、受信と送信の切り替え用RFスイッチを組み込んでいます。補助アンテナを使用できるように2つ目のスイッチを持つこともあり、インピーダンス整合を行うバランやバランスからアンバランスへの変換も通常組み込まれています。無線インターフェース規格(例えばWi-Fiシステム用のIEEE802.11g)に準拠し、Wi-Fi/Bluetooth共存をサポートするための追加のアンテナ切り替え機能を備えることもあります。
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